
全国高文連 美術工芸専門部サイトへようこそ。ここは全国高等学校総合文化祭美術工芸部門の展示の様子を紹介するものです。令和3年8月に和歌山県で開催ました紀の国わかやま総文2021を紹介します。








公益社団法人 全国高等学校文化連盟 正会員団体 高等学校文化連盟 全国美術・工芸専門部
全国高文連 美術工芸専門部サイトへようこそ。ここは全国高等学校総合文化祭美術工芸部門の展示の様子を紹介するものです。令和3年8月に和歌山県で開催ました紀の国わかやま総文2021を紹介します。
令和3年(2021)10月21日付表彰規定原案に対するアンケート 集約内容
(加盟校用Web美術館 県内利用版集約システム)
※利用を開始するには事前に都道府県代表の先生からの連絡が必要となります
高等学校文化連盟 全国美術・工芸専門部会長
西内 清(高知県立高知南高等学校長)
山々は色づき始め、生き物たちも急ピッチで冬支度を始めています。
皆様には、日頃より本専門部の活動にご支援、ご協力いただき、心よりお礼申し上げます。
令和 3 年 7 月 31 日から 8 月 6 日までの期間、和歌山の地に全国各地から高校生が集い、
「届けよう 和の心 若葉が奏でるハーモニー」の大会テーマのもと、第 45 回全国高等学
校総合文化祭が盛大に開催されました。
皆様ご存じのとおり、令和 2 年度のこうち総文は新型コロナウイルス感染拡大防止のた
め Web での開催となり、様々な催しや企画が中止や変更あるいは縮小を余儀なくされまし
た。そして何より、会場に高校生を迎えることができませんでした。
そして迎えたわかやま総文において 2 年ぶりに高校生の姿を目の当たりにし、複雑で様々
な思いがこみ上げてきたのを今でも鮮明に覚えています。
新型コロナウイルスに関して、決して楽観視できる状況にはなく、先行きが見えない中で
準備を進めてこられたわかやま総文実行委員会、部門部会の生徒の皆さん、先生方、その他
多くの関係者の皆様は、何度も何度も企画を練り直すなど、大変なご苦労を乗り越えて本番
を迎えられたことと推察します。本当にありがとうございました。
私は、今年度からこの専門部会長を務めさせていただいておりますが、これまでの人生で
芸術に触れるという経験はありませんでした。大変お恥ずかしい話ではありますが、美術・
工芸について、何一つの知識も持ち合わせておりません。
しかし、本専門部に関わらせていただくようになって、わかったこと、気づいたことが二
つあります。
その一つは、「高校生のもつ底力と限りない可能性」です。
先ほど申しましたように、こうち総文では、様々な企画が大幅な変更を余儀なくされまし
た。しかし、そうした状況においても、実行委員会の生徒たちは、「できることをやれるだ
けやろう」と、前を向き続けてくれました。また、Web 開催となっても、おもてなしの心は
全く薄れることはありませんでした。生徒のひたむきな姿に胸を打たれるとともに、計り知
れない底力を感じました。
そうしたこうちの生徒たちの思い、願いが、このわかやま総文にしっかり引き継がれてい
ることを、大会を通じて感じることができました。
そして二つ目は、「芸術のもつ大きな力」です。
新型コロナウイルスによって、私たちの生活や行動は様々な制約を受けるようになり、ス
トレスや不安、やり場のない怒りが社会全体に広がっています。また、人間は生きていれば、
つらいことや苦しいこともたくさんあります。そんなささくれだった人々の心を癒し、和ま
せ、温める、そうした力が芸術にあるのだと、今改めて痛感しています。
どうか今後もさらに高校生のもつ底力や可能性、芸術のもつ力が大いに発揮されるとと
もに、わかやま総文からとうきょう総文へと引き継がれることを切に願っております。
結ぶにあたり、和歌山県高等学校文化連盟美術・工芸専門部をはじめ、本大会の開催にご
尽力いただきましたすべての皆様方に感謝申し上げ、お礼のご挨拶といたします。
わかやま総文 出品者交流会用Web美術館 令和 3 年 7 月 19 日(月)~ 7 月 30 日(土)